どうなる!小学生の英語教育

小学生に対する英語教育の現状

国際社会に旅立つ - 外国語が活かせる仕事

今までは英語の授業が必須科目となっていたのは中学生からでしたね。

しかし一方では「もっと早い段階(小学生)から学ぶ方がいいのではないか」という考えがあり、小学生における英語教育の議論は十数年にわたって交わされてきました。

それまで小学校の英語教育は「総合的な学習時間」という分野の中で、国際化社会を知るための一環として指導されているところもありました。つまり、小学校での英語教育は、やってもやらなくてもどちらでもよいというものだったのです。このような背景の中でも近年は、自由なスタイルで簡単な英語を教えようという小学校が少しずつ増え、その数は9割にものぼると言われています。

2011年から小学生の英語教育が必修化

長年、議論が繰り広げられてきた小学生に対する英語教育ですが、ついに2011年からの導入が決定されました。すでに多くの小学校で英語教育の取り組みは行われていますが、各小学校によって授業内容や時間には計り知れない差があり、このままでは中学校での必修英語教育へスムーズに繋がらないと考えられていました。そこで小学校での英語教育を必修化して一定のレベルにそろえる方針に決定されたのです。

小学生の英語教育の対象になるのは小学校の5・6年生。年間35時間の英語授業を受けることになります。

英語教育導入の1番の目的は、まず「外国への理解を深めること・英語に慣れ親しむこと」です。英語に限らず、早い段階から新しいことを学ぶということは、若い脳の活性化には非常に良いことだと考えられていますね。

今後の小学校の動き

さて、2011年以降の小学生英語教育の導入は既に決定されました。長年「賛成」「反対」の議論が繰り広げられてきましたが、もうそんなことは言っていられませんね。

先にも述べた「年間35時間の英語指導」という数字ですが、実はこれは教育の現場では非常に大変な数字なのです。これまで英語教育を一切行っていなかった小学校にとってはゼロからのスタートです。また、自由なスタイルで指導を行っていた小学校でも年間の授業時間数が決定したことによって、カリキュラムの大幅修正を行わなければなりません。小学校で英語の基礎を学ぶとなると、中学校から学ぶことにも少なからず影響がでますね。ここ数年で、英語教育の課程は大きく見直されることになりそうです。

そして、さらに問題視されているのが、教師の英語力不足です。実際に英語を教えるのは学級担任とされていますが、英語を教える為の勉強をしてきていない教師がほとんどです。 教師の中には、必修となった英語教育を自分が行わなければならないことに不安を抱える人も多いようです。

また、ALT(Assistant Language Teacher)と呼ばれる外国人指導助手が小学校に派遣されますが、彼らには教員の資格や、教育に関する基本的な知識がないなどの点も懸念されています。また、各小学校においてALTとのコミュニケーションを取れる日本人教師も少ない状況で、英語授業がALTに任せきりになってしまうのではないかという心配の声も聞かれます。

しかし、現在では英語を指導する教師のための研修プログラムが実施され、このような問題点をなんとか克服しようという動きが高まってきています。

どんなことでも初めてのことに取り組む時、課題はいくつもあがってくるものですが、各教育機関や家庭が協力していくことで小学生が安心して英語教育を受けられる仕組みを整えていきたいですね。

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